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【レイト】- FRONTMAN’S INTERVIEW

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MEMBER
レイト(全部)
趣味はスプーン収集と散歩。本名は麗人。
厚紙でできているサポートメンバー達と活動している。

HISTORY
2003年くらいから

HOME
特になし

DISCOGRAPHY
2008 / 1st.アルバム「明日など来るな」
2009 / EP「さよなら昨日」
2012 / Collaboration Album「世界の果て」 with 狐火
2013 / 2nd.Full Album「君を愛す」
2014 / Best Album「真っ黒な光」
2015 / Collaboration Album「ネオトーキョーシティ」with ANCELL
2016 / 3rd. Album「スター☆フィッシュ」
2017 / 4th.Album「寂しさと共に」
2017 / 5th.Album「アサイラム」
2018 / Collaboration EP「鼓動」with 土竜

MOVIE
https://youtu.be/owyZEaiyoes
https://youtu.be/HLSuRzU1JCk


──RAPを始めたきっかけは?



母親がMTVでエミネムのライヴ映像を見せてくれて、自分でもやってみたいと思ったためです。


──ステージネームの由来は?



本名の漢字「麗人」そのままだと読んでもらえなさそうだし、ひらがなだと文に溶け込むし、アルファベットだと「aiko」みたいになりそうだったので、目立つカタカナで「レイト」にしました。「Reito Dogg」も最終候補の一つでした。


──出身地や家族構成など、パーソナルな部分を教えてください。



生まれは母親の出身地の九州の大分県で、そのあとは父親の仕事の都合で、縁もゆかりもない石川県金沢市の内灘海岸寄りの場所で育ちました。小学生の時から長髪で、ランドセルもパンツの色も美大出身の両親のチョイスでみんなと違うものを纏っていました。加えて、方言を使ってはいけないのが家のルールだったこともあり、とにかく浮いていました。顔も田舎町の中ではハーフ寄りの顔でしたし、週末には浜辺や港で出会った外国人の方たちがうちに遊びに来てホームパーティをよくしていたので、扱いとしては外人枠でしたし、「ガイジン、ガイジン」と罵られることも色濃く記憶に残っています。そういったフラストレーションが幼少期にあったからこそ、自分の作る音楽において怒りは一つの重要な要素な気がします。自分の楽曲「言いづらいこと」を聴いてくれた方々からは自分が貧しい家庭で育ったと勘違いされることがありますが、あれはフィクションですし、むしろ自分は小さな田舎町の中では裕福でセンスのいい家庭で育ったと思います。父親は広告代理店に勤めていて、父親のその職権がゆえに、自分自身ローカルの新聞やテレビCMに何度か出演しました。それはもちろん同級生や先生たちも認知していたことなので、とにかく目に付く、いけ好かないよそ者だと思われていたと感じます。しかし、この自分の抱えてきたフラストレーションは極めて個人的なものなので、誰かに聴かせる曲として形にして買ってもらえるものにするとなると、フィクションにする必要がありました。なんとなくルーツを理解してもらえますかね。家族構成は、ずっと同じ両親と、意地悪で頭が良く先生をしている2歳上の姉と、これから先生になろうとしている9歳下の弟がいます。あとは猫が今まで3匹いて、今実家にいるのが4匹目です。あんまり友達がいなかったのと、地域から浮いていた分、かなり仲がいい方の家族だと思います。家族でビーチバレーボール大会とかに出場するくらいと言えば伝わるでしょうか。地元では、自分と同じ言葉(標準語)を使うのは家族とカタコトの外国人の知り合いぐらいだったので、大人になってから東京や関東で育った人と知り合った時は、凄く自然に心が開けた気がしました。地元の人たちを責める気はないけど、自分にとっては関東の方が居心地がいいです。ただ、他の兄弟たちはそれなりに地域に溶け込めていたようなので、そもそもの自分のコミュ力を含む人間力も関係していそうです。


──好きな食べ物は?



ガツンと腹にくる家系ラーメンと、甘エビのお寿司と、両親が作る料理ならなんでも。野菜ならニラとネギと春菊が特に好きです。あと鷹の爪も。



──どんな青年期を過ごしましたか?エピソードなどあったら教えてください。



部活をして、空いた時間に音楽を聴くだけの単調な青年期を過ごしていたと思います。高校に入っても中学から続けていたバスケ部に入ろうと思っていましたが、弱いバスケ部に入るよりも、競技人数の少ないフェンシング部に入ったほうがインターハイに行ける確率が高いという親の考えで、半ば強制的にフェンシング部に入らされました。ちなみに自分が入った時には同級生が10人いたのですが、卒業時には自分だけになっていたのが笑えるなと思います。その辞めていった部員たちがフェンシング部ヅラしていまだに連絡してくるんですが、どういう神経をしているのかとたまに思います。そういう時は、「理由は何にしろ辞めたやつは辞めたやつだ」と思ってしまう一面と、「くまのプーさん」によって育まれてきたフレンドリーな一面とがバトルします。インターハイには3回行けました。





──音楽に限らず、影響を受けていると思う人物は?



「なんでも自分でしていいんだ」って思えたのは、Linkin Parkのマイク・シノダからの影響がかなり大きいです。他にも破天荒でかっこいい人はたくさんいたけど、マイク・シノダはNHK番組の「ワクワクさん」みたいに誠実で安定感があったので、自分のお手本として一番フィットする存在でした。



──曲の制作方法は?



まずトラックをたくさん作って使えそうなやつに声をのせていくスタイルです。高校生の時から今まで基本的には変わっていません。逆に歌詞からトラックを作ることもあるけど、それは少ないです。





──RAPをやる上で最重要視しているものは?



自分じゃない人が聴くためのものを作っているってことを常に意識してます。



──どんなミュージシャンが好きですか?



真面目さやユーモアがありつつも、どこか怒りや何かを破壊するパワーを感じさせてくれる人が好きです。最近だとDA PUMPのISSAさんがアツいです。


──嫌いなミュージシャンは?



身近で出会う人で言うと、聴く人じゃなくて友達や仲間を増やすために多くの時間を費やそうとしてる人は嫌いというか、自分の首を絞めることにつながるため距離を置かざるを得ないので、スタンスの摩擦を感じます。あとは有名無名に関わらず、輝ける存在として見るには生理的に声とか顔、サウンドが無理な人もたくさんいますし、ストライクゾーンが狭いのでそっちの方が好きなミュージシャンより多いです。顔や声やその人の人となりが受け入れられたら、どんな歌を誰の意志で歌っていてもあまり関係ないかもです。


──いままで観たライヴやイヴェントで印象に残っているものは?



福島で同じイヴェントに出ていた「それでも尚、未来に媚びる」のライヴがかっこよかった。お互いにちょっと挨拶しただけで、今後も連絡を取ろうとか活動をチェックしようとは思っていないんですけど、かっこよかったライヴを思い出すと一番に出てくるのがそれです。その次だとたまたま観た「ズボンズ」ってバンドのライヴが出てきます。もしも自分が音楽をやっていなかったら、また知り合いがいなかったら、ライヴハウスには行かないだろうなってよく思います。


──イベントに一緒に出演したいアーティストは?



怪談師やマジシャン、人形使いの人たちと一緒に、不気味なサーカスのようにいろんな街を回れたら楽しそうだと憧れます。


──いまのHIPHOPシーンについてどう考えていますか?



自分ではやらないけどフリースタイルを見るのは大好きで、「フリースタイルダンジョン」も毎週欠かさず観ているので、どんどん盛り上がって楽しませて欲しいです。曲に関しては、いわゆるトラップとかが軽いノリで流行ってる傾向も好きで、その裏で90’sサウンドにこだわる人たちが同時にいるのがとっても面白いです。流行り廃りやムーブメントがあったり、民度の低い人たちにも届いてこそのジャンルだと思っているので、いまの日本でのHIPHOPは黄金期の一つだと思いますし、ここまで持ってきた中心人物のZeebraさんは本当にすごいと思います。





──ラッパー・レイトにとってのゴールとは?



自分が死んで時代が変わった後も、高校生の子たちとかに聴いてもらえる曲を残すこと。「くまのプーさん」、「かいけつゾロリ」、「おしいれのぼうけん」、「怪人二十面相」シリーズなどの名作が自分に与えてくれたようなものを、自分も誰かに作れたらなと。


──クラブやライヴハウスにあったらいいなぁと思うサービスは?



音楽よりも食事がメインのかしこまっていないクラブや、ライヴハウスというよりサイゼリヤみたいなレストランがあればいいなぁと。お風呂とかプールに入りながら演奏を聴けるなんていうのも、家でYouTubeを見る延長線上の感じで気持ちよさそう。


──今後予定している展開は?



いままで通りのスタイルから大きく変える予定は特にありません。


──レイト君の曲の多くは、親族含め「近い人間との関わり方」が共通したテーマになっている印象です。どんな時にリリックを書きますか?時間や場所、タイミングなど教えてください。



アイディアは常に頭にぼんやりあるので締め切りを決めて、書くぞ!と机にへばりついて書きます。声を出しながらじゃないと書けないので、周りに人がいない環境に身を置きます。





──ラップ/トラック制作、アートワークすべてを今はご自身でされていると聞きました。1人でやられている大きな理由はありますか?



人に頼むお金がないってのが一番の理由だけど、これはこれで他の人に気を遣わなくて済むのがとても楽ですし、他の人の趣向やアイディアが介入して世界観がブレることもないんでいい感じです。


──最近のトラックはより生楽器が増えて、バンドでも演奏できそうな楽曲が多いですが、レイト君にとって、ロックとHIPHOPの共通点および相違点とは?



楽器が弾けない人や音痴な人でもサマになるのがHIPHOPで、楽器とか歌の演奏がある程度うまくないとサマにならないのがロックだったり。ライヴ会場での音量が馬鹿でかいのがロックで、音楽よりお酒メインなのがHIPHOPだったり。ラッパーが選ぶトラックメーカーによってアルバムのサウンドが全然違ったり、参加者が多くてソロでもコンピみたいなのがHIPHOPで、手グセとか出せるキーに縛られて似た曲がアルバム内で多いのがロックだったり。ライヴ会場にいる人の健康さ加減はHIPHOPの方が全然上だけど、性格良さそうな人が多いのはロックだったり。どっちの現場にも行くので、同じ日本人でアグレッシブな音楽が好きな人であっても、それぞれ違うんだなあと感じます。


─1度、地元石川県に帰られて心境の変化はありましたか?



一度活動の区切りがついたような気がしてよかったです。





──今回のライヴ以降はしばらくライヴの予定がないとのこと。「卒業」という言葉に寂しさも感じました。その決断に至った経緯とは?



年のせいなのか、誰かにイヴェントに誘われてライヴをするときの諸々の負担がそろそろ辛くなってきたので、無理はよそうと思いました。好きでやってる活動なので、気が向いたらまた箱企画の一番手とかでノルマを払ってやるかもです。


──「明日など来るな」でのデビュー後1年で、国内最大級のフェス「FUJI ROCK FESTIVAL 2009」に出演を決めるなど、活躍が一気に広がっていったレイト君ですが、自分の中で変わっていったものと変わらないものはなんですか?



人が自分に接する際に、自分に対する「敬意」を感じるようになったのが、音楽の活動を経て変わったこととして大きいです。それまではどっちかというと馬鹿にされてたり、眼中に入っていないことの方が多かったので。自分自身のスペックはさほど変わっていないのに。みんな音楽好きなんだなって思います。


──最後にレイト君のファンや関係者などに一言お願いします。



全盛期は10年くらい前に過ぎたけど、たまにはチェックしてね。
















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